あいさつに込める思い
- AYAKO TAKANO
- 2023年7月3日
- 読了時間: 2分

先日、朝食を食べていたら、ピンポーンと玄関のチャイムが鳴りました。配送業者の方でした。注文した本を届けに来てくれたのです。一瞬、「こんなに早く!」と思いましたが、数日前に、ニュースで配送業者さんが大変苦労している状況を見聞きしていたので、すぐに心を切り替え、相手をねぎらう思いに調えてドアを開けました。
「朝、早くからありがとうございます!」
すると、業者さんも「おはようございます。いつもありがとうございます!」とニッコニコの笑顔を返してくれました。なんと心地のいいやりとりでしょう。手にした本まで温かく感じました。
朝の何気ない笑顔のやりとりですが、幸せな気持ちになれました。私は、笑顔には人を幸せにする力があると信じています。人とあいさつする際は、笑顔を忘れないようにしています。
私は高校や専門学校などで教壇に立っている関係で、毎年、春には新入生や新社会人との出会いがあります。私が、いつも最初に教えることは「あいさつ」です。
「あいさつとは何か」とグループに分かれて考えてもらいます。すると、いつも私には思い付かないような答えがたくさん出てきます。答えが出たら、全員で「いいね!」と称賛し、拍手をします。お互いにたたえ合うことで、教室全体が大いに盛り上がっていきます。
そこに集まった一人ひとりは、尊いご縁で出会った人たちです。私は、みんなが幸せに新生活をスタートできますように祈って授業を始めます。
近頃の学生たちは、ChatGPTなどの人工知能を用いて、学校のリポートを書いているという記事を読みました。時代は変わるものだと驚嘆します。しかし、どんなに時代が変遷しても、決して変わらないものがあります。それは人が人を応援する気持ちです。
私は、人は誰しも無限の可能性を持っていると信じています。応援とは、人の無限の可能性をとことん信じ切ることだと思います。 私がいつも「あいさつ」に込めている思いは、ありがたいご縁への感謝の気持ち、相手の幸せを祈る気持ち、そしてエールです。






この素敵なエピソードに心が温まりました。髙野先生と配達業者とのやりとりは、思いやりと感謝の気持ちが溢れていますね。笑顔と挨拶には、確かに人を幸せにする力があります。特に新入生や新社会人との出会いで、あいさつの重要性を教えることは素晴らしいです。人工知能の進歩に驚く一方で、応援の大切さが変わらないことを感じます。私も無限の可能性を持つ人々を応援し、幸せなご縁に感謝し続けたいと思います。あなたの思いは素晴らしいですし、エールを送ります!